鍼灸処 はまだ の日記
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善意と打算の枕営業
2015.06.09
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食うに困って手伝い始めた守口のリラクゼーション店の話です。
昨夜の守口でのお客様の一人に膝が曲がらないので気をつけてくれと注文をする方がいました。
きけば膝蓋骨粉砕骨折をして以来曲がらないらしい。
通常、リラクゼーションの店では疾患部分に触らないのは常識なんですが、私は人呼んで歩く非常識ですので触ってしまいました。
病院では膝蓋骨の手術などはしておらず保存で治癒させたらしいが、ならば曲がらぬ理由がないからです。
粉砕骨折した部分をプレートやボルト固定したなら可動域制限が出ることもありますが、保存であるなら必ず動くはず。
なぜなさ膝蓋骨ってその程度の運動学的役割しかないからです。
膝の腱の動きを整える予備の滑車、またはどちらが体の前か後ろか間違えないためにあるんですよ。
案の定膝に特筆する症状はない、ならば動くはずの膝の動きを阻害しているのは何処かを見極めたら良いわけです。
患側足関節のアライメント矯正と縫工筋、腸腰筋の動きの不整合を調整しただけで膝は動くようになりましたわ。
一側面からしか疾患を観察しない一般整形外科はこういう部分を見ようとしませんから、後遺症でくくって片付けるケースが多いんですよ。
私などより多彩な知識を持っている癖に情けない。
治療とは情報と言うパズルのピースを探し出すところからはじまるんですよ。
まあ、リラクゼーション店で治療をするというフライング行為を良くやる私はあまり褒められた物ではないんですが、無論お客様に治療なんて言葉は一言も伝えてません。
しかし他人と違う事をやるから初めてお客様に己をアピールし、指名を獲得するわけです。
これをポジティブな背徳行為、または善意と打算の枕営業とでも呼びますかね。
まあしかし、治療テクニックには自信ありますし、客観的に見て高いレベルだとも思うんですがね、どうにも金儲けが向いてないらしいですよ。
オモロイ治療しかやりたくない。
半ば趣味で治療してる生活破綻者の自覚ありますよ。
しかしボチボチ金儲けを考えないとヤバイ。
が、販促活動なんて面倒臭い。
誰か養ってくれないかなー。
出来れば茶髪ショートボブの清楚で破廉恥なメガネ女子とかだと嬉しいな。