鍼灸処 はまだ の日記
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繊維筋痛症 Fibromyalgia
2015.06.10
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繊維筋痛症 Fibromyalgia
原因不明の全身の疼痛を主症状とし、不眠、うつ病などの精神神経症状、過敏性腸症候群、逆流性食道炎、過活動性膀胱などの自律神経系の症状を随伴する。ドライアイ・ドライマウス、逆流性食道炎などの粘膜系の障害を高頻度に合併する。疼痛は、腱付着部炎や筋肉、関節などにおよび、四肢から身体全体に激しい疼痛が拡散し、機序には下行性痛覚制御経路の障害が絡んでいると言われている。
リウマチ性の自己免疫疾患である。
まあ現時点において確率された検査基準などが無く、未診断患者の数も多いらしい。
今回、54歳女性の当該患者を請け負いまして、治療方針を決めかねております。
筋肉の過緊張型で泌尿器やら眼科領域にも症状が出ています。
緊張部位にマッサージなどの刺激を与えれば逆に緊張が高まりますので下手に触れないです。
そこで今回は漢方的なアプローチをとる事にしました。
脈診、腹診などを含めた観察から腎実脾虚症と言う証を見立てそれに即した治療アプローチを進めてみます。
経絡按摩と呼ばれる全身調整をターゲットにした徒手療法と圧痛部位に対するお灸がメインになりますかね。
とりあえずリウマチのスタンダードを参考に症状別にモディファイしてみましょうかね。
経過は次回ご報告しますね。